カプセルホテルとは、宿泊者1人分が横たわれるカプセル状の小型ベッドブース(ポッド)がフロア内に整然と並ぶ、日本独自の簡易宿泊施設です。その起源は1979年、大阪府大阪市梅田にニュージャパン観光が開業した「カプセルホテル・イン大阪」に遡ります。世界的に名高い建築家・黒川紀章氏が設計を手がけ、宇宙船を思わせる近未来的なモジュール構造は、限られた都市空間を極限まで有効活用する画期的な発明として世界中から大きな注目を集めました。
一般的なカプセルの寸法規格は、奥行約200cm×幅100cm×高さ100cm(畳1畳強ほどの容積)が標準的です。内部には寝心地にこだわった専用マットレスと枕が配され、調光機能付き照明、換気ファン、電源コンセント、USBポートが完備されています。2026年現在の最新施設では、急速充電対応のUSB-Cポートや高速Wi-Fi、調光・睡眠サイクルを可視化するスマートコントロールパネルが埋め込まれているケースも珍しくありません。
基本的にカプセルは上下2段にスタッキングされており、共用スペースとして大浴場、サウナ、シャワールーム、ラウンジ、コワーキングスペースが用意されているのが標準的なフロア構成です。