自身が相貌失認の傾向を持つかどうかを判別するため、国内外の研究機関で標準化された検査ツールが用いられています。相貌失認検査方法詳細まとめとして代表的なのが、ハーバード大学やユニバーシティ・カレッジ・ロンドンなどが開発した「ケンブリッジ顔記憶テスト(CFMT: Cambridge Face Memory Test)」です。このテストでは、髪型や服装を完全に排除した照明や角度の異なる無表情の顔画像を提示し、記憶した顔を正しく照合できるかを厳密に測定します。
また、日常生活の自覚症状を数値化する「20項目相貌失認質問票(PI20)」などの相貌失認セルフチェックも広く活用されています。代表的なチェック項目には以下のようなものがあります。
- 映画や海外ドラマで、登場人物の衣装や髪型が変わると誰が誰だか見失ってしまう
- 家族や親しい友人と街頭で偶然すれ違っても、声をかけられるまで気づかない
- 鏡に映った自分の顔や、集合写真の中にいる自分を探すのに時間がかかる
- 相手を識別する際、顔立ちではなく声の高さ、髪型、歩き方、服装を頼りにしている
- 初対面の人と挨拶した数分後、席を外して戻ってきた相手が判別できない
こうした顔認知テストネットの反応を検証すると、「自分が失礼な性格なのではなく、脳の処理特性だと分かって救われた」という安堵の声が目立つ一方、「一般的な正答率が80%を超えるテストで半分も取れず愕然とした」という当事者の戸惑いも多く確認されます。