ネット上の情報や掲示板では、時に事実と異なる誤解が定着しているケースが見受けられます。主催者が直面しやすい最大の盲点を3点に整理して検証します。
第1の誤解は、「区役所の駐車場があるから車椅子や高齢者も車で直接横付けすれば問題ない」という思い込みです。先述の通り、総合庁舎の地下駐車場は行政窓口の利用者で常に回転しており、予約確保は原則不可能です。搬入車両以外の一般駐車枠を主催者側でキープすることは制度上認められていません。福祉車両等を利用する場合は、事前に公会堂事務所へ相談し、身障者用駐車スペースの空き状況や出入りルートを協議しておく必要があります。
第2の盲点は、「会議室や和室は当日空いていれば追加で借りられる」という油断です。ホールを予約できたからといって、控え室となる会議室や和室が自動的に確保されるわけではありません。別のサークル活動やカルチャー教室が会議室単体で先に予約枠を押さえている事例が多発しています。出演者の控室や着替え場所が必要な場合は、ホールと同一のタイミングで附帯諸室も確実に押さえることが鉄則です。
第3の盲点は、ゴミ処理と飲食に関するルールです。旭公会堂の敷地内(客席内)は原則として飲食禁止であり、ロビー等での飲食も制限されています。さらに、館内で出たゴミはすべて主催者が持ち帰るのが原則ルールです。打ち上げ用の軽食や弁当の手配をする際、回収まで請け負ってくれるケータリング業者を選定しておかないと、撤収時に膨大なゴミ袋を抱えて立ち往生することになります。