話題沸騰中の 「くだらない話は思いつくのに」の正体|脳科学が明かす天才の思考法について、詳しいまとめを整理して公開しています。
くだらない話が得意な人が仕事で苦戦するのは、脳のモード切り替えに失敗しているだけにすぎません。思考には、可能性をどこまでも広げる「拡散的(発散的)思考」と、一つに絞り込んで論理的に固める「収束的思考」の2種類が存在します。 多くの職場では、アイデア出しの初期フェーズであるにもかかわらず、最初から収束的思考を同時に求められることが、思考フリーズの主因となっています。両者の特性と脳内メカニズムの違いを整理したのが下表です。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価主導する脳内ネットワークデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)くだらない話の時はDMNが全開で稼働し、斬新なシナプス結合を誘発。思考の指向性発散型(飛躍、脱線、比喩、駄洒落)収束型(論理整合性、採算性、実現性)真面目な場ほど収束の圧力が強まり、発想の芽が早期に剪定される。認知的抑制(フィルター)潜在抑制の低下(低フィルター状態)高度な認知的抑制(高フィルター状態)フィルターが緩い人ほど天才的なひらめきを得やすい反面、堅苦しい場に弱小化。ドーパミン分泌レベル高(面白さ・好奇心による自己報酬)低〜中(ノルアドレナリンや緊張が優位)くだらない話は脳内報酬系が自律回転し、疲労を感じずアイデアが量産される。
この対比から判明するのは、発散的思考と収束的思考の違いを混同したまま企画会議に臨むと、アクセルとブレーキを同時に踏み込む状態に陥るという点です。くだらない話ができる人は、アクセルを踏み込む潜在能力が桁外れに高いにもかかわらず、周囲の「真面目な空気」が自動的に強烈なブレーキを作動させてしまっているのです。