「曼荼羅」という店名は、単なる異国情緒ではない。札幌スープカレー曼荼羅の創業時からの思想が、そのまま皿の上に表現されている。公式発表資料や店頭インタビューによると、創業者は「ひと皿の皿の上に、野菜・肉・スープ・米という宇宙を描きたい」という意図で「曼荼羅」と名付けたという。これは宗教的な意味合いではなく、食べ手が自分の好みで世界観を組み立てる「カスタマイズ前提の一杯」を設計した点に特徴がある。
実際、2026年現在の札幌スープカレー曼荼羅のメニューは、スープの種類だけでも複数用意され、辛さは「0番(辛みなし)」から「20番超」まで段階的に指定できる。ここまで細分化された辛さ設定は、一般的なスープカレー店の「1〜10段階」と比較しても異例だ。辛さが苦手な人から激辛マニアまで、同じ店で満足できる設計が、リピーターと新規客の両方を呼び込み続けている。