2018年に公開されたメガヒット映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。東宝が配給を担当し、ヒットメーカーである大根仁監督がメガホンをとったこの作品は、90年代のコギャル文化と現代を結ぶ珠玉の青春ヒューマンドラマとして大きな話題を呼んだ。この映画において、ふたりが見せた存在感は作品の重要な象徴となっていた。
物語のキーパーソンである完璧な美少女・奈々を演じた池田エライザ。そして、誰もが憧れる伝説の先輩・藤井渉を演じた三浦春馬。90年代の眩い光と影を一身に背負ったような二人の佇まいは、大根監督のエネルギッシュな演出と完璧に調和していた。長髪をなびかせながら爽やかな笑顔をみせる三浦のクールな佇まいと、冷徹な眼差しの奥に孤独を隠した池田の熱演。二人が画面に並ぶだけで、90年代という時代の持つ熱狂と切なさが鮮やかに蘇ったのである。