ドラマの感動をよりいっそう深めたのが、シンガーソングライターの松任谷由実が手掛けた主題歌の存在である。タイトルと同名である「春よ, 来い」(松任谷由実の楽曲は、発表直後から爆発的なヒットを記録し、現在では音楽の教科書にも掲載されるほどの国民的名曲となった。
イントロの切なくも力強いピアノの旋律が流れた瞬間、当時の茶の間には一気にドラマの世界観が広がった。過酷な冬の時代を耐え抜き、やがて芽吹く春を信じて生きる主人公の姿。その生き様と松任谷の紡ぐ詞の世界が完璧にシンクロし、世代を超えて愛される音楽的金字塔が誕生したのだ。