クラピアは極めて強健な植物ですが、生き物である以上、どんな環境でも育つわけではありません。枯らしてしまったり繁殖が滞ったりする事例を調査すると、いくつかの明確な共通点が浮き彫りになります。最も多い原因が日照時間の見誤りです。クラピアは半日以上(最低でも1日4時間以上)の直射日光を必要とします。建物の影になる日陰へ植えると、茎がひょろひょろと立ち上がり、地面を覆う前に衰退してしまいます。
もう一つの落とし穴が、初期段階における雑草対策の不備です。「クラピアが広がれば雑草を駆逐してくれる」と過信し、下処理を怠った土壌にそのまま植え付けると、成長途中でスギナやメヒシバなどの強害雑草に埋もれてしまいます。手作業での草むしりに追われ、結局管理しきれずに諦めてしまうケースが後を絶ちません。
さらに、購入前に知っておくべきデメリットとして「冬の休眠期」と「ランナー(匍匐茎)の越境」があります。冬になると地上部が茶色く枯れた状態になり、春まで緑は保てません。また、繁殖力が強すぎるあまり、隣地や花壇のブロックを乗り越えて侵入することもあります。見切り材をあらかじめ設置し、定期的に境界線をカットする心構えが求められます。