夏の頂点をかけた全国中学校体育大会に向け、強豪校が実践する効率的なタイム縮小プログラムが注目を集めている。かつての根性論に頼った過酷な長距離泳ぎ込みは姿を消し、心拍数管理や乳酸閾値を意識した科学的トレーニングが主流となった。
とりわけ、成長期における女子選手のコンディショニングは非常に繊細だ。筋力増強だけに頼らず、水中でのストローク効率を高めるフォーム改善や、体幹を安定させるドライランドトレーニング(陸上での筋力訓練)が重点的に行われている。ウォールターン後のドルフィンキックの角度や壁を蹴るタイミングをミリ単位で微調整することで、後半の失速を防ぎ、一気に自己ベストを更新するケースが増加している。