ワクチンが存在しない現状において、市民が講じることができる最大の防御策は、日常的な傷口管理と徹底した衛生習慣だ。特別なことではなく、当たり前のケアを徹底することに尽きる。
万が一、皮膚に傷ができた場合は、たとえ小さな擦り傷であっても速やかに水道水で汚れを洗い流し、清潔な消毒液やガーゼで保護することが鉄則だ。特に糖尿病や肝疾患などの基礎疾患を持つ方、あるいはステロイド治療中で免疫力が低下しているハイリスク群は、傷口の二次感染に極度の注意を払う必要がある。
さらに、足の水虫や爪の水虫は菌の侵入口となりやすいため、放置せずに皮膚科で治療を完了させることが望ましい。ガーデニングや野外作業での長袖・手袋の着用、頻繁な手指消毒など、皮ふのバリア機能を保護する工夫が命を守る防波堤となる。