青麻神社の由緒を紐解くと、神道・日本神話の根源へと行き着く。主祭神として祀られるのは、宇宙の根源神たる天之御中主神。これに天照大御神、月読神を加えた三光神(日月星)を一堂に奉斎する形態は、全国の神社本庁包括下にある神社の中でも極めて特異な存在感を放つ。
創建は平安初期の仁寿2年(852年)にまで遡る。日輪の恵み、月輪の慈しみ、星辰の導き。太古の人々が天空に見出した秩序と畏怖の念が、この青麻の谷に凝縮された。日本古来の自然崇拝と星辰信仰が渾然一体となった神聖な空間は、千年の時を経た今なお、合理主義に疲れた現代人の感覚を根底から研ぎ澄ます。