渡口の浜に一歩足を踏み入れた瞬間、誰もが驚嘆するのがその足裏の感触です。一般的な砂浜で見られる貝殻の破片や粗い珊瑚片によるざらつきがほとんどなく、まるで小麦粉を敷き詰めたかのような極上のパウダーサンドが約800メートルにわたって続いています。
この特異な砂質の理由は、長い年月をかけて珊瑚礁や有孔虫の殻が外洋の強い波によって極限まで細かく砕かれ、湾状の地形によって絶妙に堆積し続けた結果によるものです。素足で歩くとひんやりと心地よく、靴を脱いで波打ち際を散策するだけでも日常の喧騒を忘れさせてくれます。
沖合に向かって鮮やかなエメラルドグリーンから深いコバルトブルーへと変化する海のグラデーションは、光の角度によって刻一刻と表情を変えます。対岸には来間島や宮古島の前浜方面を望むパノラマビューが広がり、視界を遮るもののない大自然のスケールを存分に体感できます。