電通・高橋まつりさん急逝から10年余。「なぜ辞めなかったのか」という問いが、2026年の今も私たちに突きつける重い真実

電通・高橋まつりさん急逝から10年余。「なぜ辞めなかったのか」という問いが、2026年の今も私たちに突きつける重い真実

電通・高橋まつりさん急逝から10年余。「なぜ辞めなかったのか」という問いが、2026年の今も私たちに突きつける重い真実の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

過労死ラインを遥かに超える残業と、深夜・早朝に及ぶ業務連絡。当時の彼女の睡眠時間は、1日わずか2時間程度だったとされている。医学的に見て、このレベルの極限的な睡眠不足が続くと、人間の脳の「前頭葉」は正常に機能しなくなる。前頭葉は、意思決定や論理的思考を司る極めて重要な部位だ。

睡眠を奪われた脳は、一種の認知機能不全に陥る。視野が極端に狭くなり、「仕事を辞める」「休職する」といった、ごく当たり前の選択肢すら思い浮かばなくなるのだ。目の前にある「今すぐこの仕事を終わらせなければならない」という強迫観念だけが脳を支配し、そこから逃れる唯一の方法として、死が最も身近な解決策に見えてしまう。これは本人の心が弱いからではない。脳という物理的な臓器が破壊された結果なのだ。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。