敷地内を一歩深く進むと、鉄道ファンならずとも目を奪われるレトロな赤い車両が現れる。かつて京浜急行電鉄で活躍し、昭和の湘南を駆け抜けた「京急デハ601形電車」の実物展示だ。静態保存されているこの名車は、保存会の手によって美しく維持されており、車内公開日には当時のシートに座ってノスタルジックな雰囲気を体感できる。
この車両展示エリアの裏手から伸びる小道沿いには、混雑期でも静寂が保たれている隠れた穴場スポットが存在する。季節の木々が木漏れ日をつくる木陰のベンチは、読書や静かな休息に最適だ。メイン広場の賑やかさとは対照的な静寂が広がっており、公園の奥行き深い魅力を感じさせてくれる。