最初に注目したいのは、ローカル食材への深い愛と最新の調理科学が融合したナチュラルフードの動きだ。薬院大通駅から一本入った住宅街に店を構える「Bistro Terminus」では、毎朝シェフ自ら糸島やうきは市の農家を訪れ、その日に収穫されたばかりの無農薬野菜を仕入れている。
「ただ新鮮なだけでは意味がない。野菜が持つ野性味をどう引き出すかが勝負」と語るオーナーシェフの言葉通り、運ばれてくるプレートには、発酵させた根菜のソースや、自家製塩麹でじっくり低温調理された極上ポークが鮮やかに並ぶ。一口含んだ瞬間に広がるのは、身体の細胞が喜ぶような生命力あふれる味わい。健康志向の30代〜40代を中心に、平日でも開店前から行列ができるほどの熱狂ぶりを見せている。