かつて社会に絶大な衝撃を与えたASKAの事件を想起する者も多いだろう。『SAY YES』をはじめ数々の名曲を世に送り出した国民的スターの失墜は、ファンの失望だけでなく、音楽業界全体の信用を根底から揺るがした。
薬物からの脱却と社会復帰には、想像を絶する時間と苦難が伴う。一度失われた社会的信用を取り戻すことは容易ではなく、作品そのものに罪はないと主張するファンの声がある一方で、コンプライアンスを重視する企業やメディアからの忌避感は根強く残る。裁判での実刑・執行猶予判決を経て、いかにして自身と向き合い、再起を図るのか。過去の先例が示す通り、その道のりは果てしなく険しい。