世間を騒がせたのは、やはり11歳という年齢差だ。姉さん女房となる菊地だが、二人の関係性において年齢の壁が問題になることは一度もなかった。その理由は、二人が共有する「映画」という絶対的な共通言語にある。
幼少期から子役としてキャリアを積み、映画の現場で育ってきた染谷。そして、自らの力で海外のオーディションを勝ち抜き、アカデミー賞ノミネートまで上り詰めた菊地。表現者として修羅場をくぐり抜けてきた者同士だからこそ理解できる、孤独と歓喜。プライベートでも仕事の深い話を対等に語り合える関係が、年の差を完全に無効化したのである。