騒動の渦中にあった配信者たちは今、どこで何をしているのでしょうか。YouTuber事件の現在を追跡調査すると、華々しいカムバックを果たした事例は極めて稀であり、大半が厳しい現実に直面しています。
不祥事後に一定期間の雲隠れを経て試みられるYouTuber活動休止と復帰のプロセスには、以下のような強固な障壁が立ちはだかります。
- 企業案件・スポンサーシップの完全消滅:上場企業を中心とする広告主は、反社会的勢力排除やブランドセーフティの観点から、前科・重大規約違反歴のある配信者を厳格にブラックリスト化しています。
- プラットフォームの移籍と収益性の激減:YouTubeを追放された配信者は、Twitch、Kick、FC2、あるいは有料ファンクラブサイトなどへの移籍を余儀なくされますが、ユーザー母数の違いから収益は最盛期の10分の1以下に激減します。
- 民事損害賠償と刑事罰の支払い負担:ファスト映画事件に代表されるように、著作権侵害や名誉毀損で数千万円から数億円の損害賠償判決が確定した場合、生涯にわたる給与・資産の差し押さえが続きます。
自著や告白インタビューで「事件前には戻れない孤独と経済的困窮」を明かす元トップYouTuberも少なくありません。ネット上の知名度が逆に一般社会での再就職を阻む足枷となり、デジタルの焼き印(デジタルタトゥー)として一生涯付きまとう構図が浮き彫りになっています。