海遊館の鑑賞体験において、最大のハイライトと言えるのが「ジンベエザメのお食事タイム」です。通常はゆったりと水平に泳いでいる巨体が、給餌の瞬間だけはまったく異なるダイナミックな動きを見せます。
食事タイムは基本的に毎日2回(10:30頃 / 15:00頃)に設定されています(※季節イベントや館内スケジュールにより前後する場合があるため、当日の館内案内板や公式タイムスケジュールの確認が推奨されます)。飼育員が水面から長い柄杓(ひしゃく)を使ってオキアミやプランクトンを投入すると、ジンベエザメは餌を求めて水面へと直行します。
この時に見られるのが、体をほぼ90度垂直に傾ける「立ち泳ぎ」です。大きな口を大きく開け、海水ごと大量の餌をバキュームのように吸い込む姿は圧巻の一言。喉の奥にある鰓耙(さいは)と呼ばれる器官で餌だけを濾し取り、水だけをエラから勢いよく排出する豪快な捕食メカニズムを間近で観察できます。
ベストな鑑賞スポットは、給餌フロアである水面付近(最上階エリア)と、垂直に立つ巨体の全体像を見下ろせる中層階のスロープです。開始直前は水槽前が混み合うため、開始15分前にはビューポイントを確保しておくことが決定的なシャッターチャンスを逃さないコツです。