『スティール・ボール・ラン』が多くの読者を惹きつけてやまない最大の要因は、ジャイロとジョニィ・ジョースターの比類なきバディ関係にあります。下半身不随となり自暴自棄に陥っていたジョニィは、ジャイロの鉄球の回転によって一瞬だけ足が動いた衝撃から、彼を追ってレースに参加しました。
反発し合いながらも旅を共にする中で、ジャイロはジョニィにとって単なる道案内ではなく、生きる指針を与える師であり、魂を預け合える唯一無二の親友となっていきます。「LESSON(レッスン)」と題して回転の奥義や精神論を説いていくジャイロの言葉は、未熟だったジョニィの精神を大きく成長させました。ジョジョシリーズ歴代最高峰とも評される二人の友情は、過酷なサバイバルの中で眩い光を放ち続けます。