データ分析の現場で最も頻繁に発生する失敗が、「母数の異なる2つのグループを度数(件数)だけで比較してしまうこと」だ。例えば、来店客数1,000人のA店舗で100人が新商品を購入し、来店客数100人のB店舗で30人が購入したとする。購入者の人数だけを比べれば「A店舗(100人)の方が流行っている」ように見えるが、これは大きな罠だ。
ここで登場するのが相対度数という考え方である。全体の中でそのデータがどれくらいの割合を占めているかを算出することで、規模の違う対象同士を同じ土俵で比較できるようになる。上の例で言えば、A店舗の購入率は10%、B店舗は30%となり、実はB店舗の方が圧倒的に顧客の反応が良いという事実に気付ける。