手持ちの鉄瓶や購入を検討している製品が自宅のIHで使えるかどうかは、製品スペックと外観から瞬時に判別できます。失敗を防ぐために確認すべき基準は以下の3点です。
第一の基準は、底面が完全にフラット(平ら)であることです。少しでもお椀型に湾曲していたり、底の縁に段差や脚があったりすると、トッププレートのセンサーが鍋を認識しません。現在販売されている「IH対応モデル」は、底面が真っ平らに削り出されているか、あるいは最初からIH専用の平底設計で鋳造されています。
第二の基準は、底面の接触直径が12cm以上あることです。多くの家庭用IHクッキングヒーターは、安全センサーの関係上、底径12cm未満の小さな調理器具には反応しない仕様になっています。容量が0.5L〜0.8L前後のコンパクトな鉄瓶は、底径が10cm前後に留まることが多く、ヒーターが「鍋が載っていない」と誤認して加熱が始まりません。一人暮らし用の小さな鉄瓶を検討している場合は、必ず取扱説明書の底面サイズ規格を確認する必要があります。
第三の基準は、製品安全協会が定めた「SGマーク(CH・IH対応)」の有無や公式なIH対応表記です。岩鋳(IWACHU)や及源鋳造(OIGEN)といった国内トップメーカーの製品であれば、パッケージや底面にIH対応の刻印や認定マークが付与されているため、最も確実な判断材料となります。