一方で、相手からの好意に対してやんわりと、しかし確実に「ノー」を突きつけたい場面も存在する。ストレートに「興味がありません」と言うのは角が立つ。そんな時に役立つのが、文学的なニュアンスを残したまま距離を置く断り方だ。
代表的なものとして、「私には月が見えません」や「手が届かないからこそ綺麗なのです」といった返しがある。これらは、相手の言葉の美しさを否定せず、それでいて自分と相手との間にある距離を暗に示すことができる。関係性を壊さずに大人の対応をしたい時にこそ、こうした婉曲的な表現が真価を発揮する。