物価高が続く日本社会において、消費者の財布の紐は固い。しかし、若年層やZ世代の「本当に欲しいもの、価値のあるものには迷わず投資する」というメリハリ消費の傾向は加速している。雑誌付録は、まさにこの心理にジャストフィットした。
「普段なら数万円するブランドの雰囲気を、2,000円以下で気軽に体験できる」というコストパフォーマンスは、若者にとって圧倒的な魅力だ。さらに、TikTokやInstagramでは「付録開封動画(Unboxing)」が一大人気コンテンツとして確立。リアルな質感を動画で確認した視聴者がそのままネット書店へ駆け込むというループが完成している。誌面を読む前に付録をSNSでシェアすることが、若者のコミュニケーションの一環となっているのだ。