「100円で売られている砂糖は、品質に問題があるのではないか」と勘繰る声も聞かれる。だが、その心配はまったくの杞憂だ。グラニュー糖は食品規格上、極めて高純度なスクロース(ショ糖)の結晶であり、製造工程で品質のブレが生じにくい食品の代表格である。
国内の砂糖流通を支えているのは、DM三井製糖ホールディングス株式会社やウェルネオシュガー株式会社といった大手製糖企業群だ。百円ショップのプライベートブランドや取り扱いメーカーの多くも、これら国内屈指の製糖工場で精製された高品質な原料を採用、あるいは確かな実績を持つ充填加工会社がパッキングを行っている。
純度99.9%以上の純白の結晶は、1kg袋に入っていようと150gの小袋に入っていようと、その物理的・化学的性質に違いはない。低価格の秘密は品質の妥協ではなく、パッケージの簡素化や流通ルートの最適化、そして製菓コーナー全体の買い回りによる利益構造にある。