昭和、平成、そして令和の初期にかけて、日本の家庭観は「結婚したら母になるべき」「妻は家庭的で控えめであるべき」という無言の圧力に支配されてきた。しかし、ここ数年でその価値観は急速に崩壊しつつある。共働き世帯が当たり前となり、経済的な自立を果たした女性が増えたことで、精神的な自立、ひいては「性の自立」を求める声が上がったのは必然と言えるだろう。
「妻である前に、私は私の身体の主役である」。都内のIT企業に勤める30代の女性はそう語る。彼女のように、結婚後も自分の性的欲求や魅力を否定せず、むしろそれを人生の活力として楽しむ姿勢が、現代の女性たちの間で共感を呼んでいる。