高座では暴れん坊のイメージが強いが、公益社団法人落語芸術協会における彼の存在感は非常に大きい。協会の幹部として、寄席の未来や若手の育成に誰よりも真剣に向き合っている姿は、関係者の間では周知の事実だ。楽屋では前座や二ツ目に声を掛け、アドバイスを送り、時には打ち上げで豪快にご馳走する兄貴分としての顔を持つ。
演芸界が変化の時を迎える中で、伝統を守りつつも若い世代へ落語の面白さを伝える架け橋となっている。「楽屋を明るくし、後輩に背中を見せる」という態度は、大名跡を継承した者としての責任感の表れでもある。表舞台で見せる毒舌キャラと、裏で見せる温かい人情味。この二面性こそが、落語芸術協会の仲間やファンから長く愛され続ける秘密なのだ。