「売り切れ続出だった時期に比べれば、入荷待ちの状況は緩和されています。しかし、それは需要の低下ではなく供給体制が追いついた結果です」。文具・ファンシー雑貨業界の大手問屋幹部は、巷の噂を一蹴する。2026年上半期の売り上げデータを見ても、シール関連カテゴリーの市場規模は前年同期比で横ばいから微増を維持しており、失速の兆候は見られない。
ブームが「終わった」と感じられる最大の理由は、消費者の買い方に変化が生じた点だ。衝動的な大量買い占めから、自分の好みや用途に合わせた「厳選買い」へと購買行動がシフト。熱狂的なウェーブが去り、カルチャーとして根付くプロセス特有の現象と言える。