長年にわたり日本の女性体型を分析してきた「株式会社ワコール」や「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」といった主要メーカーの発信データを見ると、ここ数十年で市場で最も売れるボリュームゾーンのサイズは確実に上昇傾向を辿ってきた。過去の統計ではA〜Bカップが売上上位の大半を占めていたのに対し、近年ではC〜Dカップ、さらにはEカップ以上の構成比が大きく増えている。
この変化の背景には、単なる生理的な体型変化だけでなく、インナーウェア業界全体の技術革新が存在する。胸を締め付けるのではなく、自然な丸みと高さを引き出す構造設計が普及したことで、これまで「自分は小さい」と思い込んでいた女性たちが正しい採寸を経て適正なカップ数へ移行した事例が相次いでいるのだ。