家庭での需要急増に伴い、供給側の動きも慌ただしい。エスニック調味料やアジアン食材の大手メーカーであるユウキ食品株式会社では、ライスペーパーの出荷量が過去最高水準を更新し続けているという。これまで夏場の生春巻きシーズンに偏りがちだった需要が、年間を通じて安定したメガヒット商品へと変貌を遂げたのだ。
食品・調理業界の関係者は「これまでライスペーパーは『余らせて湿気らせてしまう食材』の代表格だったが、加熱調理アレンジの普及によって『常備しておくべき万能乾物』へと認識がガラリと変わった」と指摘する。スーパーの売り場でも、従来の小袋パックだけでなく大容量サイズや正方形タイプ、玄米入りなどのバリエーションが次々と投入されており、流通現場の熱気は冷める気配を見せない。