銅線や特殊金属の価格が過去最高値を更新し続ける中、スクラップ現場を悩ませているのが盗難品や違法金属の持ち込み対策だ。数年前まで見られた「現金即払い・ノーチェック」の現場は完全に姿を消した。
現在、主要な拠点ではマイナンバーカードや顔認証による本人確認が徹底され、持ち込まれた資材の入手ルートのトレーサビリティ確保が義務付けられている。監視カメラ網とAI防犯システムの導入により、不審な持ち込みは即座に検知され、警察とのリアルタイム連携が取られる仕組みだ。不正な取引を排除し、クリーンな流通ルートを確立することが、業界全体の信頼獲得につながっている。