同行の強みであり、同時に舵取りの難しさを示すのが「りそなグループ」傘下であるという立ち位置だ。
メガバンク同等の高度なシステムや商品ラインナップ、リスク管理手法をインフラとして利用できる点は、独立系の地方銀行に対する圧倒的な優位性となる。開発コストを抑えつつ最新のデジタル機能を提供できるのは、グループ統合の賜物だ。
しかし、規模の論理だけで動けば、地域住民や地元企業との心理的距離が開いてしまうリスクも孕む。現場の支店長や営業担当者がどこまで地域特有の細やかなニーズを汲み取り、柔軟な判断を下せるか。「効率的なシステム」と「熱量の高い対面営業」の絶妙な調和こそが、他行との差別化の鍵を握る。