放映後も大きな反響を呼び続けるドキュメンタリー番組は、NHKプラスなどの見逃し配信サービスを通じ、世代を超えて視聴され続けている。
若い世代からは「身近な祖父母のケアについて考えるきっかけになった」、実際に親の介護を抱える中年世代からは「肩の荷が下りた」という声が集まる。一見すると重たく見えがちなテーマでありながら、そこに描かれているのは泥臭くも愛おしい人間のヒューマンドラマだ。
死をタブー視するのではなく、生の一部として捉え直す。番組が見せた静かな力強さは、デジタル化が進む社会の中で希薄になりがちな人間同士の繋がりを、力強く呼び覚ましている。