幼少期の病魔との闘いは、彼の人生において最初の大きな壁だった。助かる確率が極めて低いと言われた病を克服した背景には、家族の深い愛情が存在する。生きている一瞬一瞬を記録に刻むため、母親は芸能事務所への応募を決断した。1995年のCM出演を皮切りに、幼い少年の表現力はすぐさま業界関係者の目に留まることになる。
現場で見せる集中力は、周囲の大人の想像を容易に超えていた。セリフを覚える速度だけでなく、役に没入する才能がずば抜けていたのだ。過酷な命の危機を潜り抜けた経験が、幼心にも独特の感性をもたらしていたのかもしれない。カメラの前に立った瞬間、一変する眼光の鋭さに、共演したベテラン俳優たちも目を見張ったという。