現在、最も深刻なリスクを孕んでいるのが、TemuやAliExpressといった巨大プラットフォームを介した越境ECの急拡大である。個人輸入枠を利用して中国現地から直送されるお菓子は、日本の検疫所による正規の審査や食品衛生監視員による検査を一切受けずに、直接個人の郵便受けへ届いてしまう。
消費者庁も注意喚起を強めているが、これら直送品には日本語の原材料表示ラベルが存在しない。現地の販売業者が独自の配合で製造したものがそのまま流通しており、何が含まれているかを一般消費者が把握することは不可能に近い。アレルギー物質の表記義務も日本の規格に準拠していないため、アナフィラキシーなどの重篤な健康被害を引き起こす危険性が極めて高いグレーゾーンとなっている。