アニメーション制作を担当したのは、『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』など国民的アニメを長年手掛けてきた老舗スタジオ・シンエイ動画である。ファミリー層向けアニメで培われた圧倒的な演出力と表現技術が、スポーツアニメという新境地で遺憾なく発揮された。
当時のアニメ制作業界において、複数人が複雑に動くサッカーの試合作画は最も困難なジャンルの一つとされていた。しかしシンエイ動画は、実在するプロチームの動きや戦術を徹底的に研究。ボールの軌道や選手の視線移動、オフ・ザ・ボールの動きに至るまで細部までこだわり抜き、画面狭しと駆け巡る躍動的なピッチを再現してみせた。この丁寧な仕事ぶりこそが、放映から時を経た今もなお高く評価される最大の要因だ。