ISUは2026年の総会を経て、衣装に関するルールの透明化をさらに一歩進めた。従来の「過度な露出を避ける」「品位を保つ」といった曖昧なニュアンスを含んでいた条文を見直し、素材の透け感や肌色メッシュ(ヌードカラーの伸縮生地)の使用範囲に関する具体的なガイドラインを提示したのだ。
審査員による減点対象を明確にすることで、選手やデザイナーが無用なバッシングに晒されるリスクを減らす狙いがある。しかし、ルールが厳格化される一方で、「表現の自由が狭まるのではないか」「クラシック作品の再現性が損なわれる」と危惧する振付師の声明も相次ぎ、現場では模索が続いている。