ビル解体工事の足場が取り外され、しばらく静寂が包んでいた中州の一角に、ついに重機の快音が戻ってきた。今回発表された構想によると、跡地に建設される複合構造体は地上12階、地下2階に及び、単なるシネマコンプレックスにとどまらない多角的なカルチャーハブとしての機能を備えるという。
特筆すべきは、低層階に配置される「デジタル・アーカイブ・シアター」の存在だ。往年の名作を現代最高峰の映像技術で復元上映するだけでなく、地域アーティストやインディーズ映画監督のための表現空間として24時間アクセス可能な開かれたプラットフォームを目指している。