作品のヒットは、単なるエンタメの枠にとどまらず、実在するラグビー界全般にも計り知れない恩恵をもたらしている。日本ラグビーフットボール協会関係者も「ドラマの影響で競技人口や観客動員数が目に見えて拡大した」と証言するように、映像作品が持つ波及効果は絶大だ。
ルールが複雑で敷居が高いと思われがちなラグビーだが、スポーツドラマを通じて「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」の精神や、試合が終われば敵味方なく称え合う「ノーサイド」の文化が一般に浸透した。競技の魅力をエンターテインメントの力で解き明かす試みは、スポーツ文化全体の裾野を広げる上で極めて重要な役割を果たしている。