アニメファンのみならず、映画ファンにとっても彼の声は極めて身近な存在だ。オーランド・ブルームの日本語吹き替えを長年にわたり担当し、レゴラスのような美青年から複雑な人間模様を抱える劇中人物まで、その成長と見事に並走してきた。
さらにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)におけるロキ役(トム・ヒドルストン)の吹き替えは、彼のキャリアにおける金字塔と言っていい。皮肉屋で裏切り者、しかしどこか憎めない愛嬌と悲哀を抱える複雑なキャラクターを、見事な声のグラデーションで表現。ドラマシリーズ『ロキ』を通じ、キャラクターの精神的成長に寄り添い続けた演技は、国内外のファンの間で絶大な支持を得た。