真空管採血の順番はなぜ重要か?検査値異常を防ぐ最新指針と実践法

真空管採血の順番はなぜ重要か?検査値異常を防ぐ最新指針と実践法

真空管採血の順番はなぜ重要か?検査値異常を防ぐ最新指針と実践法に関するポイントを詳しくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

Q1:なぜ生化学検査の前に凝固検査用の採血管を採血するのですか?
A1:生化学用採血管には血液凝固を早めるための「凝固促進剤」や「シリカ粒子」が含まれている製品が多くあります。もし生化学用を先に採血すると、針先に付着した凝固促進剤が次のクエン酸採血管(凝固検査用)にキャリーオーバーし、凝固能検査(PTやAPTT)の測定値が偽短縮してしまうリスクがあるためです。

Q2:翼状針で凝固検査だけを採血する際、捨てチューブ(ダミー管)はどのくらい血液を引けばよいですか?
A2:翼状針の延長チューブの長さによって異なりますが、一般的には0.5〜1.0mL程度、チューブ内の空気が完全に血液で満たされるまで採取すれば十分です。血液がチューブを満たしたのを確認した時点でダミー管を抜き、本番の凝固採血管に差し替えて規定目盛りまで正確に採血を行ってください。

Q3:万が一、真空管採血の順番を間違えてしまった場合はどう対応すべきですか?
A3:決して検査室に黙って提出してはなりません。特にEDTA採血管を生化学や凝固採血管の前に穿刺してしまった場合、データ異常による誤診リスクが極めて高くなります。速やかに病棟医や検査科に報告し、患者に真摯に説明した上で別部位からの再採血を行うのが医療安全上の鉄則です。

Q4:シリンジ採血で採取した血液が途中で固まりかけてしまいました。強く振れば使えますか?
A4:絶対に使用してはいけません。肉眼で見える血栓がなくても微小なマイクロクロットが形成されており、自動分析装置の流路を詰まらせるだけでなく、血小板数や凝固因子のデータが著しく破綻します。無理に提出せず、採血手技を最初からやり直す必要があります。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。