漫画業界の第一線でシュールかつリアリティ溢れる人間模様を描き続ける清野とおると、熾烈な芸能界を独自の知性とスタンスで泳ぎ切る壇蜜。住む世界が全く異なるように思えた二人だが、根底には共通する深い美意識と価値観が存在していた。
清野の作品を長年出版してきた竹書房などの関係者からも、彼の人間味あふれる観察眼と謙虚な姿勢は高く評価されている。壇蜜もまた、表面的な華やかさに流されない冷静な自己分析力を持っていた。互いに過度な干渉をせず、相手の創作活動やタレント活動を心の底からリスペクトする姿勢が、強い信頼関係の礎となったのだ。