彼のアクターとしての転機を語る上で欠かせないのが、大型ファンタジー映画への出演だ。主演を務めた『妖怪大戦争 ガーディアンズ』では、膨大なグリーンバック撮影や過酷なアクションシーンに果敢に挑戦した。特撮やCGを多用する広大な世界観の中で、目に見えない存在と対峙し、スクリーン越しに観客の心を揺さぶる演技を見せた経験は、彼の表現力を飛躍的に進化させた。
スケールの大きいファンタジー映画は、演者に肉体的なスケール感と豊かな想像力を要求する。激しいワイヤーアクションやダイナミックな殺陣をこなす中で、彼の身体能力は磨かれ、セリフだけに頼らない全身を使った感情表現が身についた。成長期の肉体変化とダイナミックな映画撮影がシンクロしたことで、彼の演劇的アプローチは一段と深みを増したのだ。