受験生や保護者が最も懸念する噂のひとつが、「豊田高専は留年しやすいのではないか」という点です。結論から言えば、留年率の真相は「大学と同等の厳格な単位制を敷いているため、普通高校に比べれば進級のハードルは確実に高い」というのが現場の実態です。
一般の高校では定期テストで30〜40点程度が赤点ラインとされるケースが多いのに対し、高専では60点未満がすべて単位不認定(赤点)となります。専門科目(微分積分、物理学、プログラミング、応用力学など)は学年が上がるにつれて難度が一気に跳ね上がり、レポート課題の提出期限も厳格です。
毎年、各学年で数パーセントから多い学科では1割前後の学生が原級留置(留年)を経験します。しかし、これは「落とすための試験」を行っているわけではなく、将来社会に出て人命やインフラを預かるエンジニアとしての倫理と基礎学力を担保するための仕組みです。日頃から講義に集中し、課題を計画的に提出していれば過度に恐れる必要はありません。