絢香の闘病を語る上で欠かせないのが、2009年2月に入籍した夫・水嶋ヒロの存在です。同年4月に行われた緊急記者会見は、平成の芸能史に残る感動的な会見として今なお語り継がれています。
当時、水嶋ヒロは人気絶頂のイケメン俳優としてドラマや映画に引っ張りだこの状態でした。25歳の若さでの電撃結婚、しかも相手の病気休養と同時発表という異例の展開に対し、会見で水嶋は強い決意を込めてこう語りました。
「絢香の病気を知ったとき、彼女を守ってあげたい、自分がそばにいて支えなければいけないと強く思いました。それが結婚を決めた最大の理由です」
この言葉は単なるパフォーマンスではありませんでした。水嶋は絢香の看病と療養を最優先にするため、所属事務所を離脱。料理上手で知られる彼は、甲状腺ホルモンのバランスに配慮したヨウ素の摂取管理や、低塩分・高栄養な手料理を毎日作り続け、彼女の精神的プレッシャーを徹底して取り除きました。
自著やインタビューでも語られている通り、絢香が「もう一度歌いたい」と前を向けたのは、水嶋ヒロの献身的な支えと、過度な干渉をせず安心できる家庭環境があったからに他なりません。