ステップファミリーの当事者が日々抱える葛藤には、外からは見えにくい特有の「あるある」が存在します。特に母親側・父親側それぞれの立場で生じる子連れ再婚のストレスは深刻です。
よくある日常の悩みとして、次のような声が多く寄せられます。
・継親側:「パートナーの連れ子をどうしても心から可愛いと思えず、そんな自分に強烈な罪悪感を抱いてしまう」
・実親側:「パートナーとわが子の板挟みになり、どちらの味方をしても家庭内の空気が悪化して休まる場所がない」
・子ども側:「親を奪われたような感覚や、新しい親に遠慮して家の中で居場所を見出せない」
こうしたストレスを解消し、健全な継子と実子の関係づくりを進めるためには、「親になろうとしないこと」が有効なアプローチとなります。最初から母親・父親役を演じるのではなく、子どもの気持ちを尊重しながら「気の合う親戚のおじさん・おばさん」や「信頼できる同居のサポーター」といった適度な距離感から関係を始めるほうが、結果的に強固な信頼関係へと結びつきます。