公判や捜査段階で明らかになった犯行動機は、身勝手極まりない社会への怨嗟と歪んだ自己顕示欲でした。
取り調べに対し、竹井受刑者は「社会に対する不満があった」「人を殺してみたかった」「誰でもよかった」といった供述を繰り返しました。自らの不遇な境遇や孤立の原因をすべて社会のせいにし、無関係な一般市民を標的にすることで「社会への復讐」を果たそうとしたのです。
また、犯行当時に凶器となったサバイバルナイフを事前に準備していたことや、ターゲットを物色しながら執拗に襲撃を繰り返した点から、突発的な激情ではなく、強い殺意と冷酷な計算に基づいた行動であったことが判明しています。ネット上で注目を集めたいという欲望と、人を傷つけることへの抵抗感の欠如が混ざり合い、ゲーム感覚で他人の命を奪うという残虐な動機が形成されました。