「勉強しても、スマホを使えばチャラになる」。衝撃的な調査結果を発表したのは、東北大学加齢医学研究所の研究チームだ。数千人規模の小中学生を対象にした数年間にわたる追跡調査において、驚くべき相関関係が浮かび上がった。数学や国語の学習効果が、スマートフォンの使用時間によって完全に相殺されてしまうというのだ。
データは残酷な事実を物語る。1日3時間以上スマホを使う生徒は、自宅でどれほど猛勉強をしていても、ほとんど勉強せずスマホも使わない生徒よりテストの平均点が低いという結果が出た。これは単に「スマホのせいで勉強時間が減った」という単純な時間の奪い合いではない。脳そのものの学習吸収能力、すなわち情報を整理し記憶として定着させる認知機能そのものが機能不全を起こしている証拠にほかならない。