このアトラクションの機械的バックボーンを探ると、遊具メーカーの世界最高峰として知られるオーストリアのファンタイム社(Funtime)に行き着く。同社が誇る「スターフライヤー」技術を基盤に、日本市場向けへとカスタマイズされた大型タワースウィンガーこそが、このマシンの正体である。
一般的な回転ブランコ(タワースウィンガー)は地上数メートルの高さで遊歩する子供向け遊具のイメージが強かった。しかし、巨大な鉄柱と強力なワイヤーケーブルを組み合わせることで、高所恐怖症すら吹き飛ばす超弩級の絶叫アトラクションへと進化を遂げた。細いワイヤー2本で吊り下げられた二人乗りシートが、時速50キロメートル以上のスピードで円周を描く構造は、精密な工学設計と綿密な安全基準に支えられている。シンプルな構造ゆえに、遮蔽物が何一つ存在しない「生身の高度感」が極限まで引き出されているのだ。