従来の英国展といえば、上品な洋食器やウェルシュケーキ、あるいはアフタヌーンティーのイメージが強かった。しかし、2026年のスケジュールが示したのは、より「リアルな英国」へのシフトだ。会場の一角に突如として現れた本格的なパブカウンターが、それを象徴している。
仕事帰りの会社員やギネスビールを求める若者で溢れ返ったスタンド。揚げたてのフィッシュ&チップスにモルトビネガーをたっぷりとかけ、冷えたエールで流し込む。伝統的なミートパイやソーセージロールも飛ぶように売れた。お洒落なマダムだけの場所だった英国展が、誰もがカジュアルに酔いしれる「ロンドンの街角」へと変貌を遂げた瞬間だった。